2023/12/26 15:42
今ではあまり見かけなくなった布製のお人形ですが、
昭和の中頃まで 多くの日本の子ども達は、お家の人に縫ってもらった布人形で遊んでいました。
お洒落なフランス人形に似た ずきんとワンピース姿の「文化人形」と呼ばれるお人形を、どの子もみんな1つは持って遊んでいたそうです。
私が長女を出産した時、知り合いの方が その「文化人形」手作りしてくれました。
↑ 実際にいただいた文化人形。
娘はそのお人形に「みっちゃん」と名前を付け、本当によく遊びました。
柔らかくて肌触りが良いみっちゃんに、たくさん話しかけ 抱っこしておんぶして 一緒の布団で眠って。
忙しく働く母が聞いてやれなかった娘の気持ちを みっちゃんは いつも聞いてくれていたのだと思います。
私の子育ての思い出「文化人形のみっちゃん」をモチーフにして、みっちゃんお世話遊びセットは生まれました。
人形の製作工程や小物類のデザインは、プロの洋裁家さんが一緒に考えてくださいました。
素材・重さ・肌ざわり・抱き心地・表情など、試行錯誤を重ねました。
理想のお人形「新しい時代の文化人形」を形にするため 何度もアトリエに通い
東京の人形作家さんからも助言をいただいて 現在のみっちゃんの形になりました。
みっちゃん人形製作チームを結成。
均整の取れた美しい布人形を作れるようになるまで レッスンと練習を重ねて技術を磨きました。
子どもが遊びやすいように。大切にしてもらえるように。
子どもたちを想う製作メンバーからは良いアイデアが次々と出てきて、その度に話し合い改良を重ねました。
特に、小さな子どもの胸にすっぽりと収まるお人形の抱き心地にはこだわっています。